防災士河原さんの講演
令和7年3月30日 六会市民センター2階第1談話室
10:00~10:30
参加者:湘風台自治会員44
始めに会長から
地震災害の発生リスクと防災の重要性
・2024年1月1日の能登半島地震、8月の南海トラフ地震臨時情報の発表、ミャンマーでの大地震など、大規模地震の発生が相次いでいる。
・自治会の役割の一つは、災害時に助け合うこと。
防災勉強会の実施
・自治会で「自助・共助」の基礎を学ぶ機会を設ける。
・防災士・河原氏(神奈川県職員・ボランティア防災士)が講師。
・資料は自治会のホームページに掲載。
自治会公式LINEの活用
・緊急時の情報発信手段として試験運用中。
・個別チャット機能で管理者(自治会長など)と1対1の連絡が可能。
・世帯単位ではなく、各自で登録推奨。
防災士河原氏の講義
自助(自分と家族を守るための備え)
・耐震補強、家具の固定、火災報知器・消火器の設置。
・非常食・飲料水・救急用品・携帯トイレなどの備蓄。
・家族との連絡手段の確保(災害伝言ダイヤルなど)。
・避難経路の確認。
共助(地域での助け合い)
・自治会の防災訓練やイベントに積極的に参加。
・避難所運営ゲーム(HUG)の活用検討。
・自治会未加入者にも防災活動を周知。
公助(行政の支援の限界)
・藤沢市の消防車両は約120台、救急車は19台。
・大規模災害時にはすぐに対応できない可能性が高い。
・阪神淡路大震災の救助実績では、自助67%、共助30%、公助2%。
・自助・共助が非常に重要。
シェイクアウト訓練の実施
・姿勢を低くし、頭を守り、動かない(ドロップ・カバー・ホールド)。
・室内では机の下に、屋外では落下物のない場所へ移動。
地域の災害リスク
・この地域は土砂災害警戒区域ではないため、災害リスクは比較的低い。
・日大敷地内の一部に警戒区域があるが、その他の地域は安全。
避難の判断
・在宅避難が推奨される(自宅が安全であれば)。
・避難所は自宅が危険な場合に利用する施設。
在宅避難の鍵:トイレ対策
・下水を守るために水を流さない工夫が必要。
・携帯トイレの備蓄が重要(凝固剤で固めてビニール袋で保管)。
・携帯トイレのゴミ処理方法(藤沢市では「燃えるゴミ」として処分可能)。
災害伝言ダイヤル「171」
・家族の安否確認に活用。
・帰宅困難者にならないために事前に利用方法を確認。
防災備蓄
・防災ナビに詳細情報あり(個々に必要なものを備える)。
・リンク先(藤沢市・神奈川県の防災サイト)で最新情報を確認。
その他の防災情報
・神奈川県は地震発生リスクが高い(4つのプレートが交差)。
・神奈川県の災害情報ポータルでは、最新の道路・気象情報を確認可能。
まとめ
・トイレ問題を中心に防災対策を整理。
・今後も機会があれば防災に関する情報提供を続けたい。
この講習を通じて、防災の意識を高め、災害時に迅速な対応ができるようにする。